Day1 Rabaul→ Port Moresby -ラバウル→ポートモレスビー-





早朝4時半、1週間分の着替えをデイパックに詰め込んで家を出る。アタの地響きのようなイビキが聞こえる。おばあちゃんが見送りに起きてくれ、ほんのしばらくのお別れなのに堅い握手をして心配してくれているのが伝わってくる。ちびすけがずっと足元を離れずじゃれてきて、後ろ髪を引かれる思いで出発。まだ真っ暗な星空の下空港に向かう。
空が明るくなるのを見ながら6:40定刻どうりにトクア空港を離陸。

初めてのポートモレスビーの町を車でホテルまで走る。本当にここはココポと同じ国の一部なのか!?綺麗に舗装されたハイウェイと高層ビルと信号機にただただびっくり。運転手は上品で綺麗な英語を話し、私はピジン混じりの怪しい英語を話す。クラウンプラザホテルはモレスビーで最高級。装飾やサービスの完璧さに思わず「ふわぁ〜」っとため息のような声が出る。ド田舎者、大都会に上陸の初日スタート。

大きくて立派なカメラを抱えた20人+添乗員さん2人+私を含めたガイド2人。はじめましての挨拶をロビーで済ませ、まずはエラビーチへ。みんな写真撮影を待ちきれない様子。エラビーチに着くとラガトイと呼ばれるブッシュマテリアルで作られたかつての交易船を復元したものが海に浮かんでいた。ロングウィークエンドということで、たくさんの人たちがパプアニューギニアのワイキキ(??)エラビーチでマロロしていた。
ヒリモアレフェスティバルのメイン会場へ。「ヒリ」とはこの地域に古くから住むモツ族の伝統的な貿易航海で、「モアレ」とは喜びという意味。ガルフ地方への長く危険な航海からの男たちの帰還を総出で祝ったことから、現代「ヒリモアレ」フェスティバルとして復活。
かつてモツ族の女たちは男たちが航海に出ている間は家から出ることを許されず、伝統的なタトゥーを顔や体にほどこし、髪を伸ばし、男たちの無事を祈ったという。その独特のタトゥーと、衣装、長い髪がとても美しく、そして珍しく、シャッターを押し捲る。小さな子どもたちのダンスからも彼らのアイデンティティーを守り続ける思いが伝わってくる。
ポートモレスビーの町を一望できる小高い丘、パガヒルへ。かつては連合軍が海からやってくる日本軍を迎え撃った大砲跡もある。海はきっとその頃と変わらず、美しさを讃えている。
午後は会場を後にし、パプアニューギニア大学近くの動植物園へ。本物の極楽鳥を見るのは生まれて初めて。高い所でしかもじっとしていないので、写真に収めることはできなかったけれど、鮮やかなオレンジ色の尾はしっかり目に焼きついている。他にも、ラン園、奇鳥カソワリ、木登りカンガルー、冠鳩などを見ながら、小さなジャングルを30分ほど歩く。
夕暮れ時、夕日を撮影する班とそうでない班に分かれる。夕日より、人を撮りたいという山口さんについて再びエラビーチへ。100人近い人たちが互いに手をつなぎ、円をつくり、歌を歌いながら地面を踏み鳴らし踊っていた。


海では子どもたちが素っ裸でワスワスしていた。
日が落ちる頃になると「危ないから、もうホテルへ帰りなさい」と道行く人たちが優しい顔で声をかけてくれる。ポートモレスビーでの旅の一日目が終わる。



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