Day2 Port Moresby -ポートモレスビー-


今日9月16日は独立記念日。1975年から数えてパプアニューギニアは27回目の誕生日を迎える。若い国なだけに、ひとつの国家としての意識は薄いものの、それぞれの部族のこうした伝統を尊重しながら独立記念日を祝う。ラガトイの上でダンスを繰り広げながら、エラビーチからメインスタジアムまで9台の山車と29のグループが町を練り歩く姿は壮観。


エラビーチの出店ででモツ族の綺麗な首飾りを買う。頭の上のほうで音がしたのでそちらを向いた瞬間、バックを触られたような感覚がし、ハッとして確かめるとチャックが開いている。そして人ごみを走り抜ける10歳前後の男の子が見えた。財布をすられてしまった。幸い小銭程度の手持ちではあったけれど、声を出せなかったことが悔やまれる。捕まえなければ、その子はこれからもこうしたスリをやり続けるだろう。周りの人たちが悲しそうな顔をして口々にSorryという。治安の悪いといわれているポートモレスビー、知っていたのに注意が足りなかった。しかしどこの世界にも悪い考えを持つ人は必ずいる。チャンスを与えてしまったことに反省。


ポートモレスビーにはコイタブ族が古くから住んでいたが400 年程前にポリネシア方面のモツ族が移入し、部族間結婚によってモツ−コイタブとして共存している。私の住む町のトーライ族とも全く顔も文化も違う。海の民らしく、装飾品は主に貝殻で、綺麗な女性の胸に良く映える。このヒリモアレフェスティバルではたくさんのコンテスタントの中からたった一人美女ハネモネが選ばれる。選考基準は容姿や衣装、ダンスだけではなく、伝統に対する知識や愛着も問われる。


大きなフェスティバルで、モツ−コイタブ族だけではなく、遠くはハイランドからもダンサーたちが集まる。いかにもハイランドらしい、色鮮やかなフェイスペイントと、装飾品の頭の極楽鳥の羽が目立つ。
会場前のヨットハーバーでお昼を食べる。独立記念日ということでウエイトレスやウエイターはそれぞれの出身地の伝統衣装で出迎えてくれる。私たちのテーブルを受け持ってくれたリンダ19歳、ミルンベイ出身。独特のフェイスペイントが美しい。



午後はフェスティバル会場を後にし、水上村落を訪れる。ハヌアバダのエレバラ村。モツ-コイタブコニュミィティー、海の民の村だ。通常は観光の入らないエリアで地元のパルルについて特別に案内してもらう。シティから数十分とは思えぬほど、村の生活そのもので、人々は突然の来客を温かく出迎えてくれた。家族の繋がりが非常に強いということで、一つ一つの家には数世帯が同居している。家屋は海の上にあるので、それを支える柱は3〜4ヶ月に一度は取り替えるという。
水上村落を小高い場所から臨む。遠くの山に夕日が沈んで2日目のポートモレスビーでの一日が終わる。



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